長浜の屋台街
福岡県福岡市は、人口144万人を抱える九州最大の都市です。玄界灘などでも有名な日本海に面し、海の幸も豊富で食材に恵まれ、商業都市としても古くから優れている都市です。
そんな福岡県で現在、観光地などとして注目されているスポットが、長浜の屋台街です。長浜は本来、「博多」の範囲ではないのですが、長浜の屋台で発祥した長浜ラーメンは現在の博多ラーメンを思わせる細麺、替え玉といった特徴を持っています。
近年になって屋台ブームなども起こり、メディアに取り上げられることも多いため、「博多ラーメン」というと長浜ラーメンを連想しがちでもあります。ですが、博多ラーメンと一口にいってもスープの調合、味付けの仕方などによって呼び名は変わってきます。
九州で人気のラーメン
長浜ラーメンは、博多ラーメンの中でも比較的あっさりしたスープで、細麺が特徴です。豚の背脂がたっぷりと入っていて、初めて食べる人も思わず驚いてしまう濃厚なスープのラーメンは、福岡ラーメンです。屋台を中心に広まったといわれ、豚骨スープをかけて食べる焼きそばのような「焼きラーメン」もあります。そのほか、豚骨ラーメン発祥の地であることから最近では「博多ラーメンの元祖」といわれることもある久留米ラーメンなどがあります。
博多ラーメンはトッピングも特徴的です。一般的にはネギ、チャーシューの他にきくらげ、モヤシ、紅生姜、メンマといった具が乗り、テーブルには好みで使用する胡麻や辛子高菜などの置いてあることが多くあります。
麺を好みの硬さで茹でてくれるシステム
さらに、博多ラーメンでは、麺を好みの硬さで茹でてくれるシステムも特徴的です。「バリカタ」、「カタ」、「ヤワ」、「バリヤワ」など、麺の固さを専門用語で伝えることも有名です。食べる側に配慮したトッピングを乗せる、硬さを選ぶことができる、替え玉があるなどのサービスが、現代の博多豚骨ラーメンの人気に繋がっているのではないでしょうか。
最近は、全国のラーメンがフードテーマパークなどで紹介され、人気店のランキング紹介も盛んになりました。いち屋台ラーメン店であった『一風堂』や『一蘭』なども東京へ進出し、その名を確固たるものにしました。地域に根付く食文化が知名度を全国区に広げ、成長を遂げるきっかけとなっているのです。
ラーメンを食べに来る人に早くおいしいラーメンを提供しようという「おもてなしの心」。屋台時代から蓄積されてきた真心が大都市の人々をも納得させ、さらには異文化である海外への進出にも通じることとなっています。福岡発祥のチェーン店のように、日本の文化を海外へ紹介するラーメン店の進出を応援したいものです。
