セカンドライン導入のきら星
このところ、メディアにも多く取り上げられているラーメン界の新しいムーブメントに「セカンドライン」と呼ばれる形態があります。武蔵境駅前にある博多ラーメンの有名店である『きら星』もそのひとつです。お店の定休日にはお店の名前、提供するラーメンの種類を変え、似ていながらもまったく異なる店舗として、限定でオープンします。『きら星』の場合、定休日である木曜日には『ぶっきら星』とのれんが変わります。
JR中央線や西部多摩川線の武蔵境駅前に『きら星』はあります。お店を切り盛りしているのは、とにかくラーメンが大好きで、何年にもわたって全国各地を食べ歩いてきたというラーメン通の方です。様々なテーマについて達人が技術や知識を競うテレビ番組である『TVチャンピオン』でも「ラーメン王」となったほどのキャリアの持ち主です。著書も刊行しています。各地の有名店で修行を重ね、「作る側」としての技術を身につけ、満を持して『きら星』をオープンさせました。
とにかくこってりが欲しくなったら
その味は、とにかく「こってり」していることが特徴です。普段はあっさりしたものが好きな方でも、ふと濃い味が恋しくなるようなときにおすすめです。スープは深いとんこつ味で、片栗粉を加えているのかというほどのとろみです。博多ラーメンでありながら麺は太めでインパクト十分。そして、そのトッピングも独特です。茹でたキャベツが濃い味のアクセントとなっていて、その上には鰹節からとったオリジナルの餡がかかっています。とんこつスープに餡を混ぜることで、魚介類の旨みも広がります。
「チェンジ郎」と名付けられている小さなお椀も注目を集めています。中身は醤油味の豚の背脂ににんにくのすりおろしがたっぷり加えられているものです。ラーメンを食べている途中に加えると、味の濃さが大きく変わります。かつおだしの餡やチェンジ郎は、まったくオリジナルのアイデアによるものです。ラーメンに対する想いから生み出される工夫が、『きら星』の味を日々進化させているのです。
ラーメン道を究め続ける『きら星』が進化を続ける上での試みのひとつが、セカンドラインである『ぶっきら星』でしょう。毎週木曜日に堪能することができるのは、『きら星』よりもパンチのある深い味わいです。スープも麺もより濃い目に、太めになっています。『ぶっきら星』に挑戦するためには、まずは、『きら星』を充分に味わってからステップアップしてはいかがでしょうか。
