三味一杯という素材の探求
博多ラーメン『だるま』は、1963年に福岡県福岡市東区箱崎で開店したラーメン店です。創業当時は箱崎ラーメン専門店として開かれ、2代目になって福岡市中央区の渡辺通りに移転しました。『だるま』は『秀ちゃんラーメン』の「親」の店舗としても知られています。
『だるま』は、数ある博多ラーメンの専門店の中でも、行列ができるほどの人気がある有名店です。その理由は「三味一杯」という素材の究極性の探求にあります。「一味」である麺、「二味」であるスープ、「三味」である具にそれぞれこだわっているのです。
『だるま』の麺には、国産の小麦である「ニシホナミ」が使用されています。麺の太さにも極太麺、中麺、極細麺といった数種類があります。スープは白湯。白湯は、1963年の創業当時から使い続けられている鉄の鋳物である「羽釜」で豚骨を2日間煮込み、濃厚でインパクトの強い味を作り上げています。そして具は、豚肉にはスペイン産のイベリコ豚、九州の霧島山麓を産地とするSPF豚、天恵美豚、もち豚、鶏肉には薩摩軍鶏や天草大王など、いずれも最高品質のものが使用されています。
水・塩・醤油にもこだわりが
『だるま』は屋台のような外観で、カウンターテーブルに丸太の椅子が並んでいます。活気に溢れる店内には、過去に来店した多くの有名人のサインが掲示されています。メニューには650円のラーメン、800円のワンタン麺やチャーシュー麺、1,000円のとろ肉チャーシュー麺、750円のねぎらーめん、900円の肉ラーメン、サイドメニューとして600円の焼き餃子などがあり、ラーメンはそれぞれ三味一杯のバランスが考えられたこだわりの味になっています。
『だるま』では水や塩、醤油にもこだわりがあります。水はミネラル分をバランス良く含んでいて天然水そのままのおいしさが再現された「SECOM水」が使用されています。塩はヨードやカルシウム、カリウム、マグネシウムといった栄養分が豊富に含まれている瀬戸内蒲刈産厳選の古代塩である『海人の藻塩』です。そして醤油は既製品ではありません。化学調味料を一切使わず、店主が自ら中国まで足を運んで食材を調達し、貝柱やエビ、カキ、最高級と評される青森産のアワビの干物を瓶に漬け込み、3ヶ月寝かせた専用の「造り醤油」をラーメンに使っています。
徹底したこだわりによって生み出される博多ラーメン。『だるま』を訪れた人々の足跡を眺めながら、「三味一杯」の味を味わってみてはいかがでしょうか。
